はじめに、、
お茶は、ツバキやサザンカなどと同じ、ツバキ科の植物です。 そのなかで特にお茶が飲用され、世界中の人々に愛ざれてきたのは(緑茶も紅茶も中国茶も同じ種類)、おいしく飲める上に、お茶の成分にさまざまな効用があるという生活の知恵からなのでしょう。その証拠に原産地である中国では、古くは薬用としてお茶が飲まれていたといいます。 中国の伝説上の人物である神農は、植物はもちろん、磁石などの鉱物まで、ありとあらゆるものをみずから食し、食べられるもの、薬用となるものを分類し、人々に教えたとざれています。 そのなかには、人間にとって毒となるものも、当然含まれていました。神農がその中毒症状を消すために飲んだのが、お茶だといわれているのです。 お茶が私たちの健康に果たしているそんな役割を、最新の科学は次々に明らかにしつつあります。つい最近も、緑茶の甘味成分のひとつテアニンのリラックス効果や番茶など日本茶に含まれるポリサッカライドという成分が血糖値を下げることが、富山医科薬科大学の動物実験で明らかにされました。 四月下旬から五月にかけて摘まれる新茶は、一番茶と呼ばれ、最もかおりたかくて喜ばれます。新茶は緑が濃く、つやかあり、独持の香りが新鮮です。香り高いということはそれだけ効用を持つ成分も豊富に含まれているといえるでしょう。 もちろん、どんなお茶をおいしく感ずるかには、人それぞれの好みの違いもあるでしLう。 また、お茶の種類によって、微妙な効用の違いもあるのです。 毎日なにげなく飲んでいるお茶をよりおいしく飲むため、また効用を余すことなく生かして健康な日々を送るために、ご活用ください。
ガンとお茶
発ガン物質ニトロソアミンとお茶食べ物との関係でニトロソアミンという物質がある。大切なタンパク源である魚肉、食肉、ハム、ソーセージ、ベーコン、チーズ、イクラあるいは乳製品にはアミンという物質が含まれている。
またサンマ、イワシを焼いた場合、生の場合に比べ、焼きサンマで10倍、焼きイワシで8倍もアミンが増える。
一方野菜類たとえばレタス、白菜、大根などに亜硝酸(硝酸)という物質が含まれている。胃液のような酸性の強い胃の中では、アミンと硝酸が反応してニトロソアミンを生成する。
このニトロソアミンが発癌性物質なのである。日本は欧米にくらべ胃ガンが多いい。
塩干し魚や漬物には硝酸が大量に含まれているので、その結果、胃におけるニトロソアミンの生成が胃がんの発症の原因となるというのが学者の見解である。

しかし我々、人は幸いなことにアミンと亜硝酸の反応をストップさせる天の薬が食品の中に含まれていることを経験上しっていた。
焼き魚には大根おろし、焼き肉にはキャベツが添えられている。大根おろしにはビタミンC、キャベツにはビタミンEが含まれていて重要な働きをしている、これらの物質はニトロソアミンの生成を妨害している。

さてお茶はニトロソアミンの生成にはどうであろうか。お茶はビタミンCの宝庫といわれるほど大量に含まれており、しかも熱に強くビタンミンCは抽出したお湯の中に残っている、またビタミンEの20倍も強い抗過酸化作用力をもつタンニンを多量に含んでいる。中国の言い伝えに「食後のお茶は医者を青くする」とある。
食後にたっぷりとお茶を飲んで胃がんや食道ガンにならないようにしたいものだ。

 


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